【人間関係を見直す①】愛着障害について

みなさんは、「愛着障害」という言葉をご存知でしょうか。

苦しみや痛みを感じた時に助けを求めることができず、またそれらを表現できない障害のことです。

仕事上のコミュニケーションをうまく取れない、恋人との関係がうまくいかない――。

もしかすると、幼いころに

身近な人との「適切な愛着関係」がつくられなかったことが原因かもしれません。

愛着障害は一般的に、5歳までに発症すると言われていますが、最近では

大人になってから愛着障害に悩まされている方が増えています。

情緒が安定しない(急に感情的になる、感情をコントロールできない)

アイデンティティの確立ができない(好きなことや出来ることが分からない)など

症状が発覚する場面は「大人になってから」というケースが多くあります。

なぜ、そのようなことが起きてしまうのでしょうか。

原因は、このように言われています。

たとえば、赤ちゃんが何かを伝えたい時に、泣いて周囲の大人に知らせようとします。

しかし虐待や両親の離婚、経済的な養育困難などの要因が「愛の無い関係」をつくってしまうのです。

そのような環境で育った結果、

大人になっても人間関係をつくることが困難なままになってしまいます。

みなさんは、ご自身の親子関係・友人関係・恋人関係・夫婦関係において、「愛のある関係」と「愛の無い関係」の違いを感じたことがありますでしょうか?

いずれの人間関係においても、お相手と関係を築くときには

子供のころやご両親の話を交えて、相互理解に努めることが大切だと思います。

また、うつ病や不安障害、睡眠障害などの精神疾患にも

結びつくということを理解したうえで

ご自身においてもお相手においても、困難や違和感を感じるようでしたら

一度、専門のカウンセリングを受けることをおすすめします。

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